13.7秒遅れでゴールした「猛獣」が、なぜ伝説の英雄になれたのか?これは単なる競走馬の記録ではない。挫折、怪我、老い…すべてを乗り越えたオジュウチョウサンと男たちの、魂を揺さぶる物語です。
■解説役:所長
オールド競馬ファン
昔の熱い競馬を知るメイの師匠。
■質問役:メイ
競馬初心者
明るく素直で、少しドジっ子な一面も。 視聴者の「分からない」を代弁し、所長の話に質問、共感する、孫娘のような競馬ファン初心者。
メイの由来:May(5月) 牝馬の女王を決める「優駿牝馬(オークス)」が開催される月からの命名。
【楽曲提供:株式会社ウナシ】
愛されなかった黄金の地 なあめよ。今日は少し昔話をしようか。今でこそ誰もがその名を知っている空を飛ぶ馬。絶対王者。おじさんの話をな。 おじさん私でも知ってますよ。障害レースですごい記録を作った伝説の英雄ですよね。 そうじゃな。だがな、時計の針を少しだけ戻してみてほしい。 あいつがまだ誰からも愛されず期待もされずただの厄介もだった頃の話だ。生まれは 2011 年。父はあの期待の愛され守の旅を受け継ぐエリートのはずだった。 ステーゴールドサンクじゃあ最初から期待されていたんですね。 それがな神様ってやつは残酷なんじゃよ。デビュー当時の評価はステーゴールドの失敗策。 兵地のスピード勝負には全くついていけないど速だったんだ。ここから始まるのはエリート街道とは真逆の泥と汗にまみれたどん底からの物語なんじゃよ。 絶望の淵を彷徨う愛されざる黄金の地。 まず血闘の話じゃが父はステーゴールド。母の父はシンボリクリスエス。血闘表だけ見ればクラシック戦線を賑せてもおかしくない両結じゃ。 事実前傾の敬愛長さんは重賞症を勝っているからの お兄さんも活躍場だったんですね。それなら弟の充期待されますよね。 ところがどっこいい。弟に与えられたのは冷やかな視線だけじゃった。兄貴は走るのに弟はからっきしだな。そんな影口が聞こえてくるような日々じゃ。 うわあ、きついですね。兄弟で比べられるのは人間でも辛いです。 兵地でのスピード不足は致名的でな。 関係者の誰もが頭を抱えたそうじゃ。この ままでは終わる。競争場としての引退宣告 が迫る中、陣営が選んだのは障害天校と いう険しい道だった。華やかなを諦め危険 な障害へ。それはある意味エリートコース からの脱落を意味していたんだぞ。兵では 通用しない。早すぎた戦力外通告。でも 兵地でも少しは走ったんですよね。 何戦くらいしたんですか? たったの2戦じゃ。2013年10 月東京競馬場でのデビュー戦は 11着。続く未勝利戦も 8 着。勝負になるどころか群についていくのがやっとという参ったよ。 たった2 戦で見切りを普通両結場ならもう少しチャンスをもらえそうなのに。 ステーゴールドサンク特有の狂器だけは 1 人前でな。レースに行っても集中力が続かんのじゃ。やっぱりだめか。 そんなため息が漏れるほど当時のおじには走る馬のオーラがかけていたんじゃよ。 今の姿は想像もつかないです。誰も将来 G1 を急勝するなんて思わなかったでしょうね。 13秒7 の大差。はるか彼に置き去りにされた未来。 逃げるように転校した障害レースだがそこでも待っていたのは地獄じゃった。 2014年11 月福島競馬場での障害デビュー戦。 結果は再下の14着じゃ。 いきなり再下ですか。やっぱり初めての障害は難しかったのかな? 問題はその中身じゃよ。勝った馬から遅れることなんと 13秒7じゃ。13 秒。競馬でそんな大佐差聞いたことないですよ。 距離にすれば大佐差以上の大佐じゃ。ゴールした時には観客の目線はもう次のレースに向かっていたかもしれん。障害でもだめか。 この数字は関係者に引退の 2 文字を意識させるには十分すぎる絶望じゃった。 そんな完全に終わった馬扱いだったんですね。 はるか彼に置き去りにされたぶざなゴール。これが後に絶対王者と呼ばれる馬の障害キャリアのスタート地点だったんだよ。 人に牙を向く猛獣。差し図を拒絶する荒る魂。 成績がダメなら性格はもっとダメじゃった。 当時のあいつについたあだ名は猛獣。気に入らないことがあれば人を蹴り噛みつき誰も寄せつけんのじゃ。え、今のお銃はあんなに可愛らしいのに。 当時は俺に触るな。俺は走りたくねえんだよと全身で叫んでいるかのようなあれくるうー魂じゃったよ。獣位や想定士が近づくだけで馬の中は戦場になったというからな。 スタッフさんも命がけですね。 あまりの凶暴さに担当を嫌がるスタッフも いたほどじゃ、ただ走らないだけなら同場 もされるが暴れて手にないとなれば引退さ せられても文句は言えん。まさに崖けっぷ 才能の返すら見せずただただ人間に牙を 向くそそんなどうしょうもない馬だったん だよ。砂びの儀式猛獣だけが持つ奇妙な こだわり。なんだか怖い馬だったんですね 。 でも何か可愛いエピソードはないんですか? あるぞ。あいつには奇妙なこだわりがあったんじゃ。調京が終わった後、わざわざダートコースへ行って寝転がり、念入りに砂アビをしないとテコでも動かんのじゃ。 砂アビ猫みたいですね。 しかもただ転がるだけじゃないぞ。右側を入念に砂に擦すりつけ、 1 度起き上がり、今度は左側を擦すりつける。 おい、早く帰るぞとスタッフが引っ張っても知らんぷりじゃ。 あはは。頑固なんですね。 俺は今砂ビが指してだよと言わんばかりの頑固さじゃな。調京中に放した時でさえ脱走するのではなく砂をしに行ったという伝説もあるくらいじゃ。この気候はあいつの波み外れた自我の強さと賢子さんの裏返しだったのかもしれんな。 猛獣を愛した男。長務員が注いだ無償の愛。 そんな落ちこぼれの猛獣を見捨てなかった唯一の男が長秋と救務員じゃ。蹴られても噛みつかれても彼は笑顔でおじの首筋を撫で続けたんじゃよ。 噛みつかれてるのに成人みたいな人ですね。 こいつは悪い馬じゃない。ただどう表現していいか分からないだけなんだ。 長沼さんはあいつの暴力を恐怖ではなくコミュニケーションとして受け止めたんじゃな。 素敵だな。そういう人がいたからおじは救われたんですね。 父も救務員だったという奇粋のホースマンじゃからな。家族よりも長く一緒にいるから仕草で全部分かると語るその愛がなければおじは間違いなく引退化地方への道を辿どっていただろう。 猛獣の尋を握っていたのは力ではなく深くて温かい愛情だったんだよ。 乗りたくない石神騎士との最悪の出会い。 そしてもう1 人運命の男石神新一種じゃ。後に最強のパートナーと呼ばれる彼だが最初の出会いは最悪だったらしいぞ。当時のお銃を見て石神はこう思ったんじゃ。正直乗りたくないな。 ええ、あの石神さんが拒絶反応を。 そりゃそうじゃろ。指示は効かない。暴れる。落とそうとしてくる。障害レースという命がけの現場でこんな馬に乗るのは自殺行為に近いからの。 確かに命がいくつあっても足りませんね。 こいつは危険だ。それがプロの騎士としての正直な 1 印象じゃった。だが調京で背中にまたがった瞬間石神はかな違和感を覚えるんじゃ。 こいつ飛ぶ時だけは真面目だぞ。その小さな気づきが 2人の運命をつぐ細い糸となったんだよ。 運命の乗り変わりだが試練は続く。 そうじゃ。石神が乗るのはまだ先の話じゃよ。障害戦で結果が出ないおじに 2015年1月5 日のレースから新たな機種山本安が乗ることになったんじゃ。 新規一点ですね。 ここで買われたんですか? いや、乗り変わってもすぐには結果はで、このレースでもお銃は拝し 12着に破れてしまうんじゃよ。 山本騎種が乗ってもダめだったんですか? そうじゃ。馬も陣営もまだどん底から生がれてはいなかった。試練はまだ続いていたんじゃよ。 なき友への誓い。猛獣が英雄へ覚醒した日。 あいつにはもう一言う。 共に汗を流し、障害の色派を学んだ両馬がいたんじゃ。その名はアドミッション。おじと同じく障害転候組でこの頃の調京パートナーじゃった。 お銃の同期生ってことですね。仲良かったんですか? 最初はお銃よりもアドミッションの方が優秀じゃった。飲み込みも早く期待されていた優等生じゃ。一方のお銃は丸田 1本またぐことさえ怖がる奥病も。 まルタ1 本でビビってたんですか?今の姿からは信じられない。 優秀な友の背中を見ながらなんで俺はうまくできないんだと腐っていたかもしれん。だが 2 等で並んで比越練習をする日々が猛獣の中に眠る飛ぶことへの意識を少しずつ目覚めさせていったんじゃ。まだ誰も知らない悲しい別れが来るまではな。 運命の1月24日光と影が工作した日 2015 年1月24 日の日はおじさんの運命を決定付けた決して忘れてはならない日じゃ。 何があった日なんですか? 中京競馬場での出来事じゃ。午前中の第 4レース前走で2 着に入り、才能の返林を見せていたおじはここでも粘って 3着に入った。 よし。 安定して走れるようになってきたんですね。 だがな、そのわずか時間後じゃ同じ中京の第 8 レースで両馬アドミッションがレース中の事故により天へと旅立ってしまったんじゃ。 え、同じ日に? そうじゃ。おじが起動に乗り始めたその日にとは静かに去っていった。まるで運命のバトンをおじに託して入れ替わったかのような 1日じゃったよ。 デビュー6戦目の初勝利。 長いトンネルを抜けた日 アドミッションの悲劇から約1ヶ月後の2 月21 日じゃ。東京競馬場での障害未勝利戦。万情は引き続き山本安騎種じゃった。 前走で3着でしたから期待できますね。 うむ。スタートから行為につけたおじは道中でしっかりと足を貯め最後の直線で抜け出したんじゃ。 行け。 結果は1着。デビュー6戦目。 障害天候から4 戦目にしてついについに掴んだ初勝利った。 やりましたね。ようやくスタートラインに立てましたね。 2 着に3 馬以上の差をつける干渉じゃった。この一勝がなければ後の絶対王者は存在しなかった。泥臭く。しかし力強く掴んだこの勝利こそが伝説の本当の第一歩だったんじゃよ。 狂器の猛獣使い。石神新一との運命的な出会い。 初勝利から数ヶ月後の 2015年6 月、おじさんの背中についに運命の男がまたがることになる石神新一騎種じゃ。 いよいよですね。最強コンビの誕生だ。 だが最初から純風満タとはいかんかった。初コンビを組んだ東京ジャンプステークスは 4 着。勝てはしなかったが石神はこの時越にお獣の狂器とそしれなさを感じ取っていたそうじゃ。 何かビビっとくるものがあったんでしょうか? ノり難しいが物のが違う。暴れる猛獣をごせるのは自分しかいない。総覚悟を決めた瞬間が本当の意味での伝説の始まりだったのかもしれん。この出会いがなければ後の絶対王者は影も形もなかったはずじゃよ。 G 1の壁はるか彼にかむライバルの背中。 石神とのコンビで挑んだ 2015 年の暮れ銃は初の大部隊中山大障害へと駒を進めたんじゃ。相手は当時の絶対王者アップデート いきなり王者と対決ですか?どうなったんですか? 結果は6 着。着順だけ見れば掲示板まであと 1 歩じゃが内容は乾杯じゃった。勝ったアップデートからはなんと余さんもの大差をつけられていたんじゃよ。 4 秒姿が見えなくなるくらいの差ですね。 そうじゃ、やはりG1 では通用しないのか。そんな空気が漂う中、石神だけは諦めていなかった。能力はある。何かがあいつの邪魔をしているんだ。そのなんかの正体に気づくまでの長く苦しい冬の時代じゃったよ。 狂器か団か耳当てを外して解き放たれた野生。 2016 年春石神はある仮説にたどり着き長教師にこう信したんじゃ。 先生、あいつの耳当て外してみませんか? 耳当てって音に驚かないように耳を覆うやつですよね。臆病な馬には必須じゃないんですか? その通りじゃ。それを外すということは競馬上の大感性や物を猛獣にダイレクトに聞かせるということ。一歩間違えれば暴走して大事故になる危険な掛けじゃ。 怖すぎるかですよ。それ だが石神には確信があったんじゃ。 あいつは怖がっているんじゃない。周りの状況が分からなくてイついているだけだ。野生の感を信じ、あえて風を外す。これがお誕生の最後のスイッチだったんじゃよ。 配線の中に見た光猛獣の予長。 耳当てを外して挑んだ 2016年3月のオープン戦。結果は 2 着じゃった。勝ち馬の日本ピロバロンに屈し。またしても勝利はお預付けじゃ。 あれ覚醒したんじゃないんですか?負けちゃってますけど。 数字だけ見ればそうじゃな。だが石神の顔は晴れやかじゃった。負けたけどこれならいける。次は絶対に勝てる。 負けて強しってやつですか? その通りじゃ。音を聞くことでおじは周囲の状況を理解し無駄な暴走をしなくなっていた。制御不能だった猛獣が石疎通のできる相棒へと変わり始めた瞬間じゃよ。 この2 着は来るべき進劇への確かなのしだったんじゃ。 絶対王者の陥落。サナシオンをねじ伏せた衝撃。 2016年4 月中山グランドジャンプ覚醒したおじの前に立ち肌かったのは当時の絶対王者サナシオンだった。単賞 1.3 倍。誰もがサナシオンの勝利を疑わない一ムードじゃった。 お獣はまだ挑戦者の立場だったんですね。 だがおじさんは違ったぞ。道中不気味なほど冷静に王者をマークすると最終生害の手前から一気に加速行けおじ石神の劇に答え並ぶ間もなくさし音を抜き去ったんじゃ。 王者を子供扱い 終わってみれば三馬新半の干渉じゃ。時代が変わった中山の監州修が新たな怪物の誕生に戦立した瞬間だった。 ここからあの長い長いおじが始まったんだよ。 歴史を変えた4分36秒1伝説の首 覚醒したおじの勢いはもはや誰にも止められんかった。 2016年クレの中山大障害そしてよく 2017 年春の中山グランドジャンプ障害の最高峰 JG1 を次々と制し明日ともに絶対王者として君臨したんじゃ。 すごい。向かうところ敵なしですね。 だがそんなお銃に何度任されても暗らいつき続けた馬が一だけた。前王じゃ、アップデートじゃ。あいつだけは決して心をおることなくお銃の背中を睨み続けていた。次は絶対に負けない。その執が 2017 年のクレ競馬に残る伝説を産むことになるんじゃよ。 4 万人が震えた。伝説のファンファーレが成り響く。 そして迎えた2017年12月23 日、中山大障害じゃ。この日の競馬場の空気は明らかに異常じゃった。 JG1 レースとはいえ、障害戦でこれほど張り詰めた空気は記憶にない。 そんなにすごかったんですか? 監修の目当てはただ1 つ。おじかアップか。 単照オッツは銃1.1 倍、アップトデートが 6.8倍、3番人気以下は単照が 2桁以上という完全なる 2強対決じゃった。 完全に2頭の戦いですね。 ファンファーレが成り響いた瞬間のような完成が上がったんじゃ。誰もが予感していたんじゃよ。今日歴史に残る何かが起こるぞとな。わしも握りしめた新聞が手汗でぐしゃぐしャになるほど震えていたのを覚えとるよ。 魂の大逃げ玉覚悟で刻んだ殺人的なハイペース ゲートが開いた瞬間じゃアップデートがまるで命を燃やすように飛び出したいつもの逃げじゃない玉砕覚悟の狂気的な大逃げじゃった。 玉砕覚悟?そんなペースで最後まで持つんですか? 常識で考えれば地滅じゃなが安情の林三光明騎士の目は決まっていた。おじに勝つには常識を捨てるしかない。 自らの限界を超え、物理的にセーフティリードを広げる。それは王者を倒すために選んだ。あまりにも孤独で壮絶なかけじゃった。 勝つための執がすごすぎる。 その気迫に中山の森が震えたぞ。おいおいしきか。ど嫁めきと悲鳴が入り混じる中命を削るような伝説の闘争撃が始まったんだよ。 絶望的な銃馬審査。誰もが王者の敗北を覚悟した瞬間。 レース中盤。 アップデートのリードは見るみるうちに広がっていった。その差なんと 10 馬以上はるか彼を逃げる白い馬体に中山の監州は土めたんじゃ。 10 馬神そんなの追いつけるわけないですよ。もう勝負ありじゃないですか? 届かないんじゃないか。そんな不安がスタンド全体を支配し始めたんじゃ。王策を超え、大池きを超えてもまだ差は縮まらん。 常識的に考えればセーフティリードじゃよ。 私なら完全に心を折られてます。 波の馬ならここで諦めて終わりじゃな。だがお銃だけは違った。石神騎種の絆に答え一歩また一歩と泥臭く地面を蹴り続ける。まだだまだ終わっちゃいねえ。絶望的な距離を前にしても王者の投資は消えるどころか豪華のように燃え上がっていたんじゃ。 介護に迫る先、怪物が放つドの圧力。 逃げるアップデートの背中には機種にしか分からない恐怖があったはず。じゃ、後にライバル高田純騎種がお銃の走りをこう表現しておる。後ろからドドドドドってものすごい圧力が来るんだ。 ドドドド。効果音からしてただの馬じゃないですね。 そうじゃ。ただの足音じゃない。 まるで巨大な岩が転がってくるような物理的な作じゃよ。限界を超えて逃げているのにその音が背筋を撫でるように近づいてくる。 ホラー映画じゃないですか。 なんでついてくるんだ。そんな悲鳴が聞こえてきそうじゃった。最終生涯の手前。ついに銃馬シあった差がみるみる溶けていく。狩リドが獲物を追い詰めるように怪物がその大きな口を開けて迫ってきたんじゃ。 残り3歩の逆転撃。 周年が限界を両画したゴール前。 最終障害を冷え越え 2 等のマッチレースじゃ。逃げるアップデート。うおじさん。両者とも余力なんてない。あるのは意地だけじゃ。 どっちが勝ったんですか?早く教えてください。 中山のをかけ上がる。させ粘れ。土合のような完成がうまく中補充が 1 店舗ごとに詰め寄る。そしてゴール板の手前ほんの数メー。 残り3 店舗のところでついにお銃が前に出たんじゃ。 うわあ、鳥肌立ちました。 わずか半審査じゃ。 4100m 走って決着は最後の一瞬。勝ったお銃もすごいがあそこまで逃げ粘ったアップトデートも化け物じゃよ。勝敗を超えた魂のぶつかり合いじゃったな。 電光掲示板の衝撃。歴史を塗り換えたレコードタイム。 ゴール直後。 場内がざついたのは激戦の要だけじゃないぞ。ターフビジョンに表示されたタイムじゃ。レコード 4分36秒1。 レコードすごいレースだったんですね。 それまでのレコードを1 秒以上も更新する常識外れの数字じゃよ。あの大逃げもそれを差し切った末やしも全てが次元を超えていた。わしらは今何を見たんだ?ただのレースじゃない。 神話の1 ページを目撃したような感覚じゃった。 ライバルがこそ生まれた記録なんですね。 その通りじゃ。この瞬間おじさんはただの強い馬から永遠に語り継がれる伝説になったんじゃよ。 満票阻止の3 票。国民的スターに爪跡を残した障害王。 その年の年度代表馬先行での話じゃ。主役は兵置のスーパースター北さんブラックじゃった。引退レースの有馬記念を勝ち。 満票での選出が確実されていたんじゃ。 北さんブラック。それは誰も勝てないですよ。 だが蓋を開けてみれば満票ではなかったんじゃ。全 290票のうち北さブラックは 287票。残りの3 票が入った馬。それがおじさんじゃ。 ええ、障害が北さンブラックから表を奪ったんですか? 兵G1 を勝ちまくった国民的スターに対し障害が表を奪うなんて前代門じゃ。だがあの 4分36秒1 見た記者たちはどうしてもおじの名前を書かずにはいられなかったんじゃろう。俺たちの中ではお前が 1番だ。そのたった3 票は何万表にも勝さる小賛の証だったんじゃよ。 常識を破壊する二刀流への調査。 2018 年春のことじゃ。中山グランドジャンプを大佐差で制し、無敵を誇っていたおじさん陣営から信じられない発表がなされたんじゃよ。自装兵置競争を使います。目標は有間記念です。 ええ、障害のチャンピオンがですか?そんなことできるんですか? 通常競争のキャリアパスは平置でダメだったから障害へという一方通行者じゃからな。 障害の頂点に立った馬がわざわざ平置に戻るなんて全代門じゃよ。 しかも目標がありま記念って漫画みたいな話ですね。 正期か万を汚すぞ。そんな批判も飛んだ。だがそれ以上にファンの胸をざつかせたのはもしかしたらこの馬ならという理屈を超えた期待感だったんじゃよ。 大谷かおじか二刀流への厚木冒険。 織下時代はメジャーリーグで大谷翔平選手が二刀流扇風を巻き起こしていた頃じゃ 50 の挑戦もまた競馬会の常識を覆返す二刀流として注目されたんじゃよ。 なるほど。馬の世界の二刀流ですね。 だが現実は甘くないぞ。 兵地での実績がないおじが出られるのは G1どころか1番下のクラスである500 万か現一勝クラスの条件戦者障害の絶対王者が若馬たちに混じって土佐回りのレースに出るんじゃよ。 プライドが許さないんじゃ。 いや、逆じゃ。ゼロから勝ち上がって実力で有間に行ってやる。その泥臭い覚悟こそがおじさんという馬の行きざそのものだったんじゃよ。 高が条件戦に1万4247 人福島が揺れた異常事態。 2018 年7月7 日福島競馬場改正山特別普段なら誰も気に止めないような地方の午後の 1 レースじゃ。だが日福島は異様な熱記に包まれていたんじゃよ。 G1でもないのにですか? 入場者数は前年費 140%超えの1万4247 に徹の行列ができ指定席は瞬殺じゃ。なんでこんなに人がいるんだ?警備員が目を丸くするほどの騒ぎだった。そうじゃ。 みんなお銃を見に来たんですね。 そうじゃ。みんな馬券を買いに来たんじゃない。歴史を見に来たんじゃよ。 障害の王者が兵置を走るという嘘のような物語の目撃者になるために全国からファンが集結していたんじゃ。グッズは即完売。馬券を買わずに祈るファン。 その熱狂ぶりを象徴するエピソードがあるぞ。この日発売されたおじさんのいぐるみは昼過ぎに完売。グッズ売り場の列は建物の橋から橋まで伸びていたという。 うわあ、私も欲しいです。 そしてパドックじゃ。 あいつが登場した瞬間、土のような完成ではなく、温かい拍手が湧き起こったんじゃ。あるファンは言っていたよ。馬券は買わなかった。金儲けの対象として見たくなかったから。 なんだか尊いですね。 ただ無事に夢をついでくれ。そんな純粋な祈りが福島の空を埋め尽くしていたんじゃ。ギャンブルの枠を超越えお銃は完全にアイドルになっていたんじゃな。 天才滝豊との融合戦料役者が揃った舞台。 そしてこの夢語を完成させるために最高の相棒が用意されたんじゃ。万、竹豊か、競馬会のレジェンドが障害のレジェンドのを取るんじゃよ。 すごすぎる。おじ長さんに竹豊かさん。 この地ずの破壊力だけでご飯 3 杯はいけるじゃろ。竹豊騎種もまたこの無謀な挑戦を楽しんでいるようじゃった。 障害の王者が兵置に挑むなんて僕もワクワクしますよ。 占領役者が揃いましたね。 舞台は整った。あは勝つだけじゃ。だが兵置未勝利の馬が勝てるほど競馬は甘いもんじゃない。緊張でわしの心臓は張り裂けそうじゃったよ。 悲願の兵置初勝利。 G1級の完成が包んだ夏 ゲートが開いた。高スタートから竹豊のエスコートで戦闘に立つ。 向こう正面3コーナー4コーナー50 の手応えは抜群者 行けそうなんですか? 最後の直線福島のスタンドから悲鳴のような絶叫が届いたんじゃ。お 10 行け条件戦だぞ。ただの平場のレースだぞ。なのにダービーや有あ有馬記念のような大感が響き渡るんじゃ。 鳥肌が 戦闘でゴール版を駆け抜けた瞬間拍手の嵐が巻き起こった。 やった。本当に勝ち上がった。 3 馬審査の解消者じゃ。それは不可能が可能になった瞬間、有間記念という夢が妄想から現実へと変わった暑い暑い夏の日の出来事だったんだよ。 10 万人の夢を背負った誇り高き敗北。 有馬記念のファン投票結果が発表された時競馬会に衝撃が走ったんじゃ。 おじさん第3位獲得票数 10万382票条件を勝ったばかりなのに 3位ですか? ダービーバレイデオロや馬三馬アーモンドアイに継ぐ順位じゃよ。兵置では条件戦を勝ったばかりの馬が G1馬たちを押しのけて堂々の戦じゃ。 ファンの期待がすごすぎます。 これは組織表なんかじゃない。お獣の有間が見たいという純粋なファンの民意じゃよ。 障害に有マは早いなんて常識は 10 万人の熱意がねじ伏せた。オーナーも腹をくったんじゃ。ファンがこれだけ望んでくれるなら行くしかないだろう。こうして正規の挑戦への扉が開かれたんだよ。 竹豊かと長沼父の台から続く運命の糸。 この挑戦にはもう 1 つ泣ける裏話があるんじゃ。おじのを取る竹豊騎氏と世話をする長沼。 実はこの2 人親の台から因縁があったんじゃよ。 親の台からどういうことですか? かつての名称防衛。その担当務員は長沼さんの父シ司さん。そして主選機種は竹豊かの父邦彦さんだったんじゃ。 うわあ。息子さん同士が時を超えてタックを組んだんですね。 親父が育てた絆が息子たちの台で蘇える。 こんなドラマチックな巡り合わせがあるか。二世同士がタックを組み常識外れの夢に挑む競馬の神様ってやつは生きな演出をしやがるよ。 2 人の背中にはなき父たちの魂も乗っていたのかもしれんな。 夢のゲートイ王者が戦闘に立った瞬間 12 月23日中山競馬場 10 万人の大監州が見守る中ゲートが開いた絶好のスタートを切ったおじさん竹が迷わず尋を押すったおじが行ったぞ 戦闘に立ったんですか? なんと障害王者が花戦闘を奪いに行ったんじゃ。スタンドが揺れたぞ。自のような完成だ。 戦闘を走るおじの姿を見て誰もが鳥肌を 立てたはずじゃ。本当に戦闘を走っている 夢物語が目の前の現実になっている。この 瞬間だけでもうチケット台の元は取れたと 思ったね。あいつは堂々とグランプリの 試役を貼っていたんだよ。4コーナーの 絶叫一瞬だけ見た夢 レースは進み勝負どころの4コーナー 長さんは行為のインコースで足を貯めてい た。 豊かの手が動く。おじが反応する。ぐっと重心を下げ、前の馬をトにかかるんじゃ。 行ける。行けるんじゃないですか。 来るぞ。おじが来るぞ。実況の声が裏返り、ファンの絶叫がこだまる。行け、そのまま、そのまま一瞬本当に勝てるんじゃないかと思った。いや、あそこにいた全員が夢の結末を始したはずじゃ。 結果はどうあれ?あの 4 コーナーの紅葉用感だけは一生忘れられない宝物じゃよ。 0.8秒差の着。世界一誇り高い敗北。 直線の坂さすがに兵置の一戦は強かった。外からブラストワンピースやレイデオロが飛んでくる。お銃の足色は鈍り群に飲み込まれていったんじゃ。 ああ、やっぱり夢だったんですか。 結果は着だがな。 名誉勝った馬とのタイム差はわずか 0.8秒じゃ。魔引きなどの G1場にも先着して見せたんじゃぞ。 0.8秒全然負けてないじゃないですか。 なんだ究かと笑うやはいなかった。障害用の体つきで現役最強の兵置馬たちと互角に渡り合ったんじゃ。無謀だと言われた挑戦だが、あいつは恥を描くだろうか障害のポテンシャルの高さを世界に見せつけた。 胸を張っていい立派な休着だったんだよ。 金返せはなかった。温かい拍手の雨。 レース5、 権量室前に引き上げてきたおじさん。泥だらけで息も耐え大じゃ。いつもなら負けた馬には金返せという罵性が飛ぶこともある。ギャンブルだからな。それが普通じゃ。 確かにお金がかかってますもんね。 だがこの日は違ったんじゃ。 スタンドから振り注いだのは温かい拍手とお疲れ様。よくやったという声援じゃった。長沼はその光景を見て涙が止まらなかったというぞ。 優しい世界ですね。泣けてきました。 負けたのにこんなに声をかけてもらえるなんて。ファンは馬券の当たり外れを超えてお銃の魂に拍手を送っていたんじゃな。あの日中山競馬場は世界で 1番優しい場所に変わっていたよ。 許せない敗北。猛獣だけが見せていた牙。 感動的なムードの中ただ 1 等だけ納得していないやがいたんじゃ。おじさん本人じゃよ。 おじがですか? 旧者に戻ったあいつの目はまだギラギラと千っていたそうじゃ。ふざけんな。俺は負けたんだぞ。悔しさを全身で表現し、あれ狂っていたという。 かっこいい。本気で勝ちに行ってたんですね。 周りがよく頑張ったと慰めても王者の プライドは許さなかったんじゃな。次は 絶対に負けねえ。その逃争心は消えてい なかった。兵地の夢は終わったがこの悔し さが後の障害王者への期間とさらなる伝説 への燃料になったんだよ。無人のスタンド と忍びるおいの影念 での終え2019年春長さんは再び障害 レースへ戻んじゃ。 のスピードに慣れて比裂越のリズムが狂ったんじゃないか。そんな懸念もさやかれたが、王者は鼻で笑うかのように一周したぞ。 さすがおじ。ブランクなんて関係ないんですね。 復帰戦の阪神スプリングジャンプ 10ヶ月ぶりの障害戦にも関わらず単賞 1.1 倍の圧倒的指示に答えて圧勝じゃ。お帰り。おじファンは安度しライバルたちは絶望したはずじゃ。 帰ってこないでくれ。 って思ったでしょうね。 寄り道をしてきたのに以前よりもたましくなって帰ってきたんだからな。あいつにとって障害コースは買って知ったる自分の庭みたいなもんだったんだろう。 全人未の5 連覇。誰もたどり着けない正域。 その後2019 年秋には再び置住にも挑んだが結果は出なかった。やはり二刀流は甘くない。 そんな限りも見え始めた中迎えた 2020年の中山グランドジャンプじゃ。 兵置では苦戦しても障害なら負けないですよね。 そうじゃ。おじはここで JRA史場初となる同一住 5 連覇という異業を成し遂げるんじゃ。しかも JG1じゃぞ。5年だぞ。5 年。生まれた子供がランドセルを背負うくらいの年きずっと頂点に続けたんだ。 とんでもない記録ですね。 その間他の馬はどうしてたんですか? ライバルたちは入れ替わり、引退し、あるいは散っていった新軍マイケルの悲劇など過酷なレースの中でただ一等お銃だけが無事に行き勝ち続けた。この無事コレメこそがあいつの最大の能力かもしれんな。 無人のスタンド静寂を切り裂いたレコード。 2020年世界はコロナ禍に見舞われた。 競馬場からファンの姿が消え、無観客開催となった阪神スプリングジャンプ。新と静まり返ったスタンドに歪の音だけが虚しく響く。 あの頃は寂しかったですよね。おじも張り合いがなかったんじゃないですか。 だがおじさんはそんな空気など構いなしじゃ。誰も見ていない中で叩き出したタイムはレコード 4分19秒1。15 年近く破られなかった記録を無人の競馬場で更新してみせたんじゃよ。 かっこいい。ファンがいなくても手抜きなしですね。 完成がなくとも俺は強い。時代がどう変わろうと俺は走る。そのレコードは混乱する世界に対する王者からの力強いメッセージのように聞こえたよ。 世界一稼ぐ障害。その背中に忍びよる影。 この頃長さんの獲得賞金は 9 億円を突破していた。これは世界の障害競馬においてもトップクラスの数字じゃ。 世界で最も稼ぐジャンパー。明日ともにそのキャリアは頂点を極めていた。 すごい。もう引退してゆでもいいのに。 だが山が高ければ高いほど下り坂は急になるもんじゃ。 9 歳という年齢。人間で言えば荒らほ。アスリートとしては引退が見える時期じゃ。 勝敗を超えた愛。頼むから壊れないでくれ。 京都ジャンプステークスでの敗北。 それは王者の魔法が溶解けた瞬間じゃった。 9 歳になっても現役なんて無理だ。万を汚す姿は見たくない。そんな声が SNS やネットニュースに溢れ返ったんじゃ。 ファンとしても辛いですよね。ボロボロになる姿は見たくないですもん。 かつては小賛一食だった声援が心配と哀れみに変わっていく絶対的な強さを誇った英雄が置いていく姿を見るのが怖かったんじゃろうな。 もう十分走ったじゃないか。お願いだから思い出のまま終わらせてくれ。そんな引退大望論が日に日に大きくなっていったんだよ。 守りか攻めか陣営が選んだの道 だが1 番近くにいるチームおじは諦めていなかったんじゃ。長沼と石神騎種 2 人の間には激しい議論があったというぞ。 どんな議論ですか? 怪我だけはさせられない。 そう守りに入ろうとする長沼さんに対し石神騎種は訴えたんじゃ。おじのプライドを守るには勝つしかないんです。 勝つことがプライドでも怪我したら終わりですよね。 中途半端な仕上げで負ければそれこそ王者の名れ。壊れる寸前まで攻める。そんな覚悟の調京が始まった。もしこれで壊れたら批判されるのは人間じゃ。 それでも彼らはおじの勝ちたいという逃争心を信じてリスクという名のう原の道を選んだんだよ。 全盛紀には戻れない。それでも心で掴んだ勝利。 2021 年クレの中山大障害実際になったおじさんは再びスタートラインに立ったんじゃ。正直全盛紀のようなバネはもうない。秘越の度に体が悲鳴を上げているのが分かるほどじゃ。 見てて痛々しいくらいでした。 それでもあいつは走った肉体の衰えを経験 と技術、そして何より絶対に負けないと いう周年だけでカバーしていく。最後の 直線若い馬たちが迫ってくるがお銃は譲ら ん。俺はおじさんだぞ。魂の方向が聞こえ た気がした。結果は 勝利じゃ。長沼さんは泣き崩れたそうじゃ 。あいつはすごい。本当にすごいよ。 これは能力の勝利じゃない。毛高かい心の勝利だったんだよ。 11 歳の奇跡神の領域に達した最終王者。 明けて2022年11 歳になったおじは春の中山グランドジャンプへ向かったんじゃ。 11歳でのG1 勝利なんて世界の競馬士を探しても常識外れじゃぞ。 おじいちゃんがオリンピックで金メダル取るようなもんですよね。 だが奇跡は起きた。 最後の直線ブラゾンダムールとの一気打ち。苦しいはずなのにお銃の足は止まらんのじゃ。ありがとう。おじ石神騎種の鞭知が飛ぶゴール板を駆け抜けた時場内はど嫁めきを通り越して言葉を失っていた。 すごすぎる。もう言葉が出ません。 JRA 重賞市場最高例じゃ。この馬には常識もおいも法則さえも通用しないのか。 あいつはもう生き物としての限界を超えて神様の領域に足を踏み入れていたのかもしれんな。 ラストラン勝利よりも無事を願った日。 そして迎えた2022年12月24 日クリスマスイブの中山大障害。これがおじさんのラストランじゃ。 最後の日どんな雰囲気だったんですか? スタンドを埋め尽くしたファンだがその空気は今までと違ってたんじゃ。 帰ってくれじゃない。無事に帰ってきてくれ。誰もが手を合わせ祈るようにレースを見つめていた。 みんな家族みたいな気持ちだったんですね。 石神騎種もまた同じ思いじゃった。レース中彼の頭の中にあったのは勝利への策ではない。頼むから壊れないでくれ。もう頑張らなくていいんだよ。それは戦友に向けた最初で最後の弱ねあり最大の愛だったんだよ。 もういいんだよ。石神騎種が流したアンドの涙。 最後の直線おじさんは 6 着で入戦した。勝てなかった。だがあいつは自分の足でしっかりとゴールを駆け抜けたんじゃ。 よかった。無事にゴールできたんですね。 引き上げてきたおじの首を抱きしめ。石神騎種は男泣きしたぞ。ありがとう。本当によく頑張った。悔し涙じゃない。 最愛の相棒を生きてこの世引退生活に返せるという心の底からのアドの涙じゃ。 素敵だな。 スタンドからも万来の拍手が振り注いだ。誰も 6 着であることを攻めんよ。おじありがとう。その拍手は偉大なる王者への最高に温かい引退の花道だったんだよ。 猛獣が猫になる日未来へ続くロマン。 レース後に行われた引退式。 42 年ぶりとなる障害のためのセレモニーじゃ。夕闇みの中スポットライトを浴びるおじさん。しんみりとした空気になるかと思いきや。あいつはやってくれたぞ。多くの関係者やファンが見守る前で元気に知り羽をしたんじゃ。 ええ、引退式で暴れたんですか? 俺はまだ元気だぞ。引退なんてしねえぞ。そう言わんばかりの暴れっぷりじゃった。長山オーナーも苦笑いしながら言っていたよ。 笑い馬ですよ。ステーゴールドそのものだねと。 ふふ。最後までお銃らしいですね。 最後の最後まであいつは愛すべき猛獣のままフを去っていったんじゃ。その変わらぬ姿にわしらは涙しながら笑ったもんさ。 猫水とおじ北の大地で見る夢。 現在おじさんは北海道のよ、ベルサイリゾートファームにいるんじゃ。 あんなに暴れん坊だった男が今では牧作の上で猫を吸っているそうじゃぞ。 猫水あの猛獣がですか?信じられません。 嘘みたいな話じゃろ。だが本当じゃ。穏やかな表情で猫を目でるかつての絶対王者。戦いの鎧を脱いでようやく普通の馬としての幸せを手に入れたんじゃな。 よかった。本当に良かった。 そしてその地は次の世代へと受け継がれるんじゃ。 長山オーナーが名付けた初年度サンクの名は匠。あえて冠無理名を捨ててまで残したかったおじのなじ 夢は続くんですね。 サンクで夢とロマンを追いかけたい。その言葉通りおじさんの物語はまだ終わっちゃいない。あいつの子供たちがまたいつかあの中山の大障害を飛ぶ日が来るかもしれん。その時までわしも長息気しなきゃな。ありがとうさん。 お前は間違いなくわしらの時代のヒーローだったよ。 空を飛んだ英雄。絶対王者の夢は終わらない。再下からの逆転劇そして怪物の引退。本当に長い長い旅でしたね。お獣の強さと彼を支えた人たちの愛に胸がいっぱいです。 あいつはわしらに諦めないことの尊さを教えてくれたんじゃ。記録よりも記憶に残る最高の英雄じゃったよ。 これからはその子供たちが新しい夢を見せてくれるはずじゃ。ありがとう住長さん。そして最後まで聞いてくれた皆も本当にありがとうな。 皆さんはこのおじさんの物語感じましたか?私はもう感動で胸がいっぱいです。是非皆さんの熱い思いやご意見もコメント欄で教えてくださいね。 これからももっと競馬の深い魅力を皆さん と一緒に掘り下げていきたいです。なので 高評価とチャンネル登録で応援して いただけると嬉しいです。次回の動画で またお会いしましょう。