レース前の煽りPVからウイニングランまで
「とんでもない強さでした」
王者の風格を感じさせる圧勝劇だった。エコロデュエルが最終障害を飛越後、後続を確認した草野が「後ろは、どのくらい来てるのかなと思ってターフビジョンを確認したら、もう見えなかったので『オイオイ』と。とんでもない強さでした」と絶賛した走り。レジェンド障害馬オジュウチョウサン以来となるJG1・3勝目で、現役1強を強烈に印象づけた。
昨年の8馬身差を上回る大差勝ち。自身のコースレコードを1秒5短縮しての連覇達成は、イメージ通りの競馬ができた結果だった。草野は「行く馬がいなくて、スローペースで馬が気分を悪くするのが一番嫌だった。『もう、行ってもいいぞ』くらいの気持ちで、前をつついてペースを落とさないように行きました。道中はいいところで競馬ができたと思います」と胸を張った。
今年で7歳を迎えたが、鞍上は精神面の成長を感じていた。「体は去年から大きく変わったところはないと思いますが、メンタルが落ち着いてきました。今日も返し馬が穏やかで少し不安になっていたのですが、競馬に行けばちゃんと自分から走ってくれた。これくらいでいいんですね」と目を細めた。
岩戸調教師も「大人になっている。未対戦の馬がいて展開も読めなかったが、この勝ちっぷりなら年末も」と自信を深めた一戦となった。今後は昨年同様に夏場は休養に充てて東京ハイジャンプから中山大障害連覇を目指す予定。オジュウチョウサンに追いつき、追い越すための戦いはまだまだ続く。