1997年8月17日、この年からG2に格上げとなった札幌記念には豪華メンバーが揃いました。G3ハンデ戦からG2別定戦となったこともあり、皐月賞、マイルチャンピオンシップのG1・2勝を挙げているジェニュイン、秋華賞2着のエリモシックをはじめ、重賞勝ち馬が顔を揃える中、前年のオークス馬・エアグルーヴの参戦は話題を呼び、この日の入場人員は49,736人と札幌競馬場の歴代2位を記録しました。
レースはウインドフィールズが先手を取り、メジロスズマルが追う展開。エアグルーヴは中団外目を追走し、ジェニュイン、エリモシックは後方で脚を貯めます。4コーナー手前から押し上げたエアグルーヴは残り200メートルを過ぎたところで先頭に立つと後続を突き放す強い競馬で快勝。追い込んだエリモシックが2馬身1/2差で2着に入りました。
エアグルーヴは父トニービン、母ダイナカール、母父ノーザンテーストという血統。伊藤雄二厩舎の管理馬で社台ファームの生産馬でした。1995年に札幌競馬場でデビューし、1996年のオークスを制してG1ホースとなりました。この年の秋には天皇賞(秋)を制しました。翌1998年の札幌記念も制し、連覇を達成しました。G1レースではジャパンカップで2年連続2着に入るなど、G1タイトルはオークスと天皇賞(秋)2つでした。繁殖牝馬としても、アドマイヤグルーヴ、ルーラーシップらのG1ホースを送り出しました。
第33回札幌記念(G2)芝2000メートル・別定
1着エアグルーヴ 武 豊 2分00秒2
2着エリモシック 的場 均 2馬身1/2
3着アロハドリーム 加藤和宏 クビ
4着ジェニュイン 岡部幸雄 クビ
5着メジロスズマル 田面木博 3馬身
6着オースミパレード 菊沢隆仁 1馬身1/4
7着ケイエスミラー 松永幹夫 1馬身3/4
8着ザフォリア 熊沢重文 クビ
9着オースミマックス 菊沢隆徳 2馬身
10着ウインドフィールズ 佐藤哲三 クビ
11着アドマイヤラピス 上村洋行 1/2馬身
12着ナリタキングオー 藤田伸二 1馬身1/4
13着レインボークイーン 本田 優 大差